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花意匠について

花意匠とは

生活空間に対応し、花材の個性をいかしてデザイン的に構成するいけばなです。
現代的な空間や狭い場所にも飾ることができ、実生活に応用できる花です。
花器も自由に選べます。

自由度の高いいけばな

小原流の他のいけばな形式と比べ、役枝の寸法、角度、挿し位置に自由性があります。
基本的には正面性のあるいけばなですが、飾る空間に合わせて多面的に活けることもできます。

花意匠「かたちの基本」

主枝・客枝の2つの役枝によって構成されます。
「たてるかたち」と「かたむけるかたち」の2つのかたちがあります。

■たてるかたち■

直立する草花や枝の姿を活かしたかたちです。
主枝の長さ:器の寸法の2倍以内
主枝の傾き:花材の性状によって、前後左右20度の円形の範囲で傾斜してもよい
客枝の長さ:主枝の1/3
客枝の傾き:45度前傾
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■かたむけるかたち■

横に伸びた草花や枝の美しさを表現するかたちです。
主枝の長さ:器の寸法の2倍以内
主枝の傾き:60度から90度近くまで傾斜させる
主枝の挿せる範囲:前から見て、左右45度の角度から後方に270度の範囲
客枝の長さ:主枝の1/3客枝の傾き:45度前傾

基本の挿し位置は器の中央ですが、花材の性状をよく見て、器の左右に挿し位置を移動させていけるときは、「応用」の表現となります。
>>詳しい説明はこちらをクリック

花意匠「かたちの展開」

主枝・副枝・客枝の3つの役枝によって構成されます。
「ひらくかたち」・「ならぶかたち」・「まわるかたち」・「よそおい」の4つのかたちがあります。

■ひらくかたち■

正面性で活ける場合、主枝と副枝に同一花材を用い、客枝は異なる花材とします。
多面性で活ける場合、主枝・副枝・客枝それぞれに異なる花材を用います。
いずれの活け方も以下の長さが基準です。
主枝の長さ:任意
副枝の長さ:主枝の1/2~同寸
客枝の長さ:主枝の1/3~1/2

■ならぶかたち■

正面性で活ける場合と多面性で活ける場合があります。
花材の組み合わせは以下の4通りで、副枝と客枝が同一で主枝が異なる組み合わせは避けます。
1.主枝・副枝・客枝のすべてが同一花材
2.主枝・副枝・客枝のいずれも異なる花材
3.主枝と副枝が同一で客枝が異なる花材
4.主枝と客枝が同一で副枝が異なる花材
役枝の長さは、正面性と多面性で異なります。
<正面性>
主枝の長さ:任意
副枝の長さ:主枝の2/3~同寸
客枝の長さ:主枝の1/2~同寸
<多面性>
主枝・副枝・客枝ともに任意

■まわるかたち■

多面性のみの構成で、役枝はいずれも同一の花材を用います。
主枝の長さ:任意
副枝の長さ:主枝の1/2~2/3
客枝の長さ:主枝の1/3~1/2

■よそおい■

盤と瓶を組み合わせることで、花意匠のかたちを自由に複合させて表現する「重ねいけ」です。

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