小原流について

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一般的な「いけばな」のイメージというと、床の間に置かれた純和風のお花、というところでしょうか。
いろんな流派があって、家元がいて、なんだか堅苦しそうな感じ、と思われるかもしれません。

しかしいけばなそのものは、その時代時代にふさわしいものとして、常に変化をとげています。

始まりは、仏前の供花だったり、貴族の娯楽だったりしますが、15世紀の終わり室町時代に、床の間が完成すると、そこにおける床飾りの一つとして定着するようになりました。
すべての流派の源である「池坊」はここから生まれています。

その後、江戸時代中ごろまでは池坊の独壇場が続きましたが、茶の湯の流行に伴って「なげいれ花」という新しいいけかたが生まれ、そこから、古流、遠州流などのさまざまな流派が生まれました。

そして、明治時代に入って、生活の洋風化にともなって、小原流が「盛花」で時代性にふさわしいいけばなとして起こり、さらに安達流、草月流という新しい流派が生まれました。

小原流は19世紀末、小原雲心(おはらうんしん) が「盛花(もりばな)」という新形式のいけばなを創始して、近代いけばなの道を開いたことに始まります。

「盛花」は、口の広い器(水盤)に材料を「盛る」ように花を展開させるもので、それまでのいけばなの、いわば線の動きを主にした構成にくらべ、面的な広がりを強調したところに特徴があります。
今ではおなじみの水盤と剣山を使ういけばなは、小原流が始めたものです。

創流してから1世紀、その時代の生活様式の変化にともなって盛花を基本に、現代空間にふさわしいいけばなを生み出してきたのが小原流です。

いけばなの技術は、段階を追って無理なく会得できるようなカリキュラムが制定されており、どこの教室においても同じ内容で習える合理的なシステムとなっています。
(いけばな小原流HPより)
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カリキュラムについて

平成27年1月よりカリキュラムが一部改定されました。

【初等科】全8単位
花意匠・かたちの基本
・たてるかたち・・・4単位
・かたむけるかたち・・・4単位
小原流のおけいこは、生活空間にいかせるかたちである「花意匠」というかたちから始まります。
最初は「たてるかたち」「かたむけるかたち」と呼ばれる基本を学び、花の組み合わせや、バランスのとり方などを学びます。
【本科】全16単位
花意匠・かたちの展開
・ひらくかたち(正面性)・・・4単位
・ならぶかたち(正面性)・・・4単位
・まわるかたち・・・2単位
花意匠・かたちの基本
・たてるかたち(瓶を含む)・・・3単位
・かたむけるかたち(瓶を含む)・・・3単位
「花意匠」の応用型として「ひらくかたち」「まわるかたち」「ならぶかたち」というかたちを学びます。
花の扱いにも少し自信がついてきて、お気に入りの器や小物をいかして、花をコーディネートする楽しみを覚えるのもこの頃からです。
【師範科一期】全16単位
花意匠・かたちの基本
・たてるかたち(瓶を含む)・・・2単位
・かたむけるかたち(瓶を含む)・・・2単位
花意匠・かたちの展開
・ひらくかたち(正面性)・・・2単位
・ならぶかたち(正面性)・・・2単位
・まわるかたち・・・2単位
色彩盛花 色彩本位
・直立型・・・3単位
・傾斜型・・・3単位
花瓶に花を挿すという、身近でいて奥深いテクニックもこの頃から学びます。
「花意匠」も繰り返し練習して、表現力は大幅アップ。花の季節感や素材感をいかして、実際の生活の中でいけてみる楽しみが広がります。
【師範科二期】全16単位
色彩盛花 色彩本位
・直立型・・・2単位
・傾斜型・・・2単位
・観水型・・・2単位
瓶花
・傾斜型・・・2単位
・直立型・・・2単位
・下垂型・・・1単位
花意匠・・・5単位
小原流の特徴である「盛花」と「瓶花」を本格的に学びます。
花の彩りの対比や調和を器の中でいかして、よりいけばならしい表現を覚えていきます。
またセンスをいかした自由なアレンジなども可能になり、表現の幅も広がります。
【准教授】全16単位
色彩盛花 色彩本位・・・4単位
色彩盛花 様式本位・・・1単位
写景盛花 様式本位・・・2単位
瓶花・・・5単位
花舞・・・2単位
花奏・・・2単位
景色を水盤の中に表現する「写景」を学んで、小原流いけばなの真髄をつかみます。
基本と応用、そして展開と、表現力にみがきをかけるのがこのコース。
准教授の資格を取れば、いよいよ先生への道が待っています。

* 1回のお稽古で1 単位取得できます。
* 各資格の所定単位を取得すると、その資格修了証を申請できます。
* 資格は、先生から本部に申請され、修了証発行と同時に登録されます。
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